名前の無い物語
ポキッと梅田の拳が鳴った
「コイツら、俺達の事を舐めていやがる。」
「それは言えてる。コイツらの言うことなんて聞く筋合いねぇし。」
「つうか、ネガさんごときで俺達が下につく筈ねぇじゃん。」
「だな。」
皆の意見は一致している
ネガさんごときで、俺達に指図してんじゃねぇよ!
密かにプライドを傷つけられ、怒りはMAXに達してあた
「「「「乗り込んでやる、俺達全員でな。」」」」
ニヤリ、と瀬那達は楽しそうに笑った
「希望が浜…。」
さっきデュアンテを見つけた場所だ
なら、丁度良いな
「俺達も行っていいか?」
「当たり前だろ?この調子乗り野郎をボコボコにしようぜ!!」
何故かテンションが上がっている皆様
決戦は明日
自分もどこか胸が踊っていることに、海は気付かなかった