名前の無い物語

一気に騒がしくなった部屋
祐希達が一気に入ってきた



「皆!」


「顔色もいい。もう大丈夫だな。」


梅田の言葉に智は「…母ちゃんみてぇ。」と呟く
瞬間、拳がヒットしたのは言うまでもない



「…何か、テンション高いな。」


「分かる?実はさ、吉野に見て欲しいのがあんだよ。」


ニヒッ、と瀬那は笑って
祐希と智に合図を送る


海と柚歌も少し笑っていて
吉野だけ首を傾げていた



「「じゃーーん!!」」






祐希達の手に握られていたのは




『あなたは知ってる?町のイイトコtop3!!』



と書かれた画用紙だった




「ソレ、課題の?完成したんだ…ーー?」


吉野の目に入った、第一位のトップ欄



書かれている言葉



『心が、繋がっている町』







< 180 / 595 >

この作品をシェア

pagetop