名前の無い物語
一気に騒がしくなった部屋
祐希達が一気に入ってきた
「皆!」
「顔色もいい。もう大丈夫だな。」
梅田の言葉に智は「…母ちゃんみてぇ。」と呟く
瞬間、拳がヒットしたのは言うまでもない
「…何か、テンション高いな。」
「分かる?実はさ、吉野に見て欲しいのがあんだよ。」
ニヒッ、と瀬那は笑って
祐希と智に合図を送る
海と柚歌も少し笑っていて
吉野だけ首を傾げていた
「「じゃーーん!!」」
祐希達の手に握られていたのは
『あなたは知ってる?町のイイトコtop3!!』
と書かれた画用紙だった
「ソレ、課題の?完成したんだ…ーー?」
吉野の目に入った、第一位のトップ欄
書かれている言葉
『心が、繋がっている町』