名前の無い物語






「…全ては整っているようじゃな。」


研究室の画面を見ながら
男は仮面の少年に問う


少年は何も反応を示さなかった


それが…彼の答え


「では、行くとするか。」

髭を触り
男はニヤリと笑う


「久々の再会じゃ。楽しみじゃのう…なぁ、吉野?」





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