名前の無い物語


朝御飯であるパンを口に食わえて
吉野は玄関に向かう



別に遅刻する訳じゃないけど
歩きながら食べた方が時間短縮になる



これが吉野の日常だった



戸締まりをして、マンションの入り口にあるポストを一応確認


いつも通り、何もない筈…だった




「ん?」



何もない筈のポストの中に
ポツンと置かれている一通の封筒


…何だこれ?




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