名前の無い物語
にしても、木ばっかだな…
町の近くにこんな広い森なんてあっただろうか?
高い木に覆われ、周りに何があるのか
どの辺にいるのかがさっぱり分からない
俺、アイツらに襲われてそっからどうなったんだっけ?
確か、剣が…!
吉野はベルトに着けていたお守りを手に取る
昔誰かがくれた、星形になっているお守り
さっき、これが剣になったんだよな…?
そう、いきなり剣が現れて戦って
逃げたけど行き止まりで
避けれないと思って覚悟を決めて…
「!」