名前の無い物語
何言ってるの…?
柚歌は理解出来なくて、再び海を止めに入る
が、その行為を空に止められた
「空…?」
「ここは海に任せようぜ。」
空は海の意図が分かったの…?
柚歌は渋々、空の言う通りに一歩下がり、二人の様子を見守ることにした
「早く剣構えろよ。丸腰で相手するつもりか?」
「勝負って…何でそんな必要が…ーーーっ!?」
瞬間
海は一瞬で吉野との間合いを詰めてきた
それに何とか反応して、吉野は即座に剣を取り出し受け止めた
キィン、と2つの金属音が鳴り響く
「っ、…何すんだよ!」
「だから勝負だって言ってんだろ?どっちが勝つか、力試しだよ!」
一度剣を弾いて
海は剣で吉野を突く
が、吉野はしゃがんで避け
そのまま海の剣を弾いた
そしてその態勢を利用して回し蹴りを決める
海はそれを読んで
後ろに飛ぶ
直ぐ様左手を吉野に向けた
「‘氷雪華’っ!」