名前の無い物語

「いいじゃない。」柚歌はニコッと笑った


「今はこれだけ分かればいいわ。後は少しずつ知っていきましょう。」



「だな。とりあえず、この森から抜けて町か何かに…ーーー!」



和んでいた空気が一変した
突如響いた足音に三人は神経を集中させる


…足音!?



「…近づいてくるわね。」



「あぁ…もしかしたらさっきの影の生物かもな。」



戦闘体制に入る海と柚歌
吉野はお守りをきつく握りしめた



「見つけたぜ。」




< 45 / 595 >

この作品をシェア

pagetop