名前の無い物語
これと同じ状況が、世界中で!?
見る限り、デュアンテを表す赤い点滅が気持ち悪い程町中を埋め尽くしている
この中で、生存者はどれだけいるのだろう…?
「協会も動き出しているけど、慣れない相手だから苦戦してる。貴方達星組への任務は次の通りよ。
モンスターを殲滅し、その元凶を突き止め末梢すること。」
学園長の言葉に
「「了解!」」と星組は声を揃えて頷いた
「けど、世界で15ヶ所だろ?俺達はどこに飛ばされる訳?」
「協会のSランク能力者が対応しているけど…先程も言った通り苦戦している。それに、住人の避難にも人員を割いているわ。
だから貴方達には、何人かに別れてもらう。」
学園長の返答に、渚を始め全員が何も言えなかった
協会のSランク能力者でさえ、苦戦している敵
それを、これからは別々で相手しなければならない
もし、一歩間違えたら…
「俺達も行くよ。デュアンテは俺達の専門だからソイツ等には慣れてるし、奴等の弱点も分かる。」
「それは助かる。なら、吉野達を中心にメンバーを決めるぞ。」
「…それは無理だ。」