名前の無い物語
これが柚歌が話したお伽噺
それが…異空の回路と関係がある?
「その光で再生された世界が…今わし等が住んでおるこの世界じゃ。」
「は!?」
さすがにスケールがでかすぎる
このお伽噺は、本当にあった事だっていくのか?
「だが一度闇に包まれた世界じゃ…1つだった世界はバラバラになり、異空の回路で唯一繋がっていた。
まぁ、異空の回路が開いた事など今までで一度も無かったがのぅ。」
「まさか…世界が幾つも存在しているなんて…。」
柚歌は信じられないように首を横に振る
じゃあ、あの終焉は…
空の死は…何だっていうの?
「世界は数えきれない程存在しておる。
その証拠に、別々の世界のお主等がこうして今出会っておるではないか。」
「「「!!」」」三人は同時にお互いを見る
同じ境遇だと
何故かここに飛ばされた自分達
けど…皆それぞれ違う世界が来た?