名前の無い物語
*エピローグ
全てが白い一室
語り部は、座りながら本を読んでいた
「…昔々、世界は光に溢れていた。」
これは古くから伝わるお伽噺
けれどこれは…本当にあった物語
光と闇がぶつかり合った、悲劇の歴史
悲劇の原因となった…オーバードライヴ
世界は闇に染まりかけていた
けれどまた…世界は光を手にした
彼等の…純粋な光の心で
語り部は、目の前にある球体に視線を移す
そこには…ある3つの世界が映し出されていた