七川学園裁判部!
ゆるいウェーブを描いた茶髪に、くりくりとした瞳、ばら色の頬。
艶やかな黒髪に、くりくりとした瞳、ばら色の頬。
やってきたのは、七川学園演劇部のアイドル(と呼ばれてるらしい)朝野雪と朝野月の姉妹。
姉は京や俺と同い年、妹は1つ年下の高等部3年(つまり俺の同級生)だがこの姉妹。
髪型さえ違えど、まるで双子のようにそっくりなのである。
「もぉー。京くんったら、今日はお買い物付き合ってくれるって言ったじゃない!」
「ねぇ、京さま。私にもドレス選んでください」
左右から腕を捕まれながら、京が微笑む。
「わかっているさ。君たちを変身させるのは僕に任せなさい」