私の彼は子ウサギちゃん!?

普通クラスの教室は、昇降口の北側、別クラは南側にある。


毎時ごとの休み時間には、互いの教室を行き来することもあるけれど、結構距離があるために会える機会は少ない。


ちょっと、いや、かなり寂しい・・・。


「・・・・・・じゃあ、また後でね。・・・真白も今から行けば、1時限目にちゃんと間に合うからね。」


繋いでいた手を私は離そうとするのだけど・・・


「やだぁ!!まだみぃちゃんといっしょにいるぅ!!」


そう言って、真白は離そうとしない。


--・・・うぅ、やっぱり。--


というのも、真白は毎朝、私と一緒にいたいと駄々をこねるのだ。


--・・・私だって一緒がいいよ、そりゃ。
でもこればかりは絶対にダメ。
いくら成績が良いと言っても、ここは学校。
真白にはきちんと授業を受けてほしい。--
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