私の彼は子ウサギちゃん!?

「・・・はら・・し・・はら・・・」


「・・・篠原未衣子!!」


「・・・うへっ!?」


「”うへっ!?”じゃない!!授業はきちんと聞きなさい!!」


「すみません・・・。」


いつの間にか目の前に先生が来ていた。


--しまった!!今は物理の授業中だった・・・。--


「放課後、職員室な。」


「・・・えっ!?」


「”えっ!?”じゃない。当然の処置だ。わかったな。」


「・・・は・・い・・・。」


--そ、そんな・・・。--


そう言って去っていく物理教師の背中を恨めしく見ていたら、少し遠くの席にいる真樹が視界に入った。


口パクで何か言ってるみたい。


--なになに?・・・”お・ば・か”--


おバカ!?


--もう!!真樹!!!--
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