私の彼は子ウサギちゃん!?
「真白、大丈夫!?」
私は慌てて真白に駆け寄った。
「・・・う~ん、・・・すりむいちゃったぁ~。みぃちゃん、なおしてぇ~。」
ペロッと舌を出しながら両手を差し出してくる。
掌をみると、親指の少し下あたりから両手とも血が滲んでいた。
「あぁ!!血が出ちゃってるじゃん!!
真白、いつも気を付けなさいって言ってるよね?」
「・・・うぅ・・・ごめん・・なさ・い・・・。」
シュ~ンと効果音が聞こえそうなほど、落ち込む真白。
大きな目をウルウルさせてじっと自分の両手を見つめてる。
--あぁ、可愛い!!
私にはそのふわふわパーマの間から耳が見えます。
真っ白いウサギのタレ耳が!!
・・・・・でも・・ダメよ!未衣子!!甘やかしてはいけません。
彼のためにならないわ!!--