私の彼は子ウサギちゃん!?
右肩を掴まれて彼と向い合せにされ、顎も少し上向きに固定される。
--・・・な・・に??--
「ね、さっきの子の代わりにキスさせてよ。」
--・・・え!?・・・ほん・・き・・じゃない・・よね?・・からかってるだけ・・だよ・・ね??--
「本気だよ。シロとはいっつもしてるんでしょ?それと同じ。1回くらいいいよね??」
「!!」
--・・・や・・だ。・・同じじゃない・・よ・・。い・・や!!--
否定のために首を横に振って、両手で一生懸命に神崎君を押しのけようとするけど、びくともしない。
離れるどころか、彼は段々と顔を近づけてくる。
--いや!やだやだ!!怖いよ!!真白!真白!!!--
恐怖のあまり、目をギュッと閉じると、こらえきれなかった涙が頬を流れた。