私の彼は子ウサギちゃん!?

「・・・ぐすん・・うぅ・・ぐす・・」


「少し落ち着いた?」



「・・・う・・・ん・・。」


「そっかぁ。あぁ~、良かった。本気で焦ったよ。・・でもまさか、あ~んなに反応されるとはねぇ。俺、ビックリ!!」



「・・・・・・。」


--何?その態度!?--



暫くして・・・


なんとか、私の涙ダムの水量は安全水位まで低下したのだけど、今度は怒りの火山が噴火しそうになっていた。


--さっきの慌てぶりはどこへ??--


完全に彼は復活していた。・・・いつもの憎たらしい彼に。



「・・・そういえば。ね、未衣子ちゃん、もしかしてさ、キスしたことなかったりする??」


「!!」


「・・・あれ?正解??」


”プッチ~ン!!!”




そして・・・怒りの火山は噴火しました。

< 49 / 69 >

この作品をシェア

pagetop