私の彼は子ウサギちゃん!?
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帰り道。



私たちはまた植物トークに花を咲かせていた。


「みぃちゃんは~、おはなさんがすきだねぇ。」


「うん!好き!!」


べつに、知識が豊富だとか、家に花壇を造ってたくさん育ててるってわけじゃないけれど・・・

眺めたり、触ったり、匂いを嗅いでみたり・・・

太陽に向かって懸命に葉を伸ばす彼らを見ていると、いつも穏やかな気持ちになれて、不思議と元気もわいてくる。

そんな感覚が好きなのだ。


「それでね、こ~んな大きな花が・・・」


私はいつも繋いでいるはずの真白の手を離して、時折ジェスチャーを交えながら夢中になって話をしていた。


「綺麗なピンク色で・・・」



「っ!!みぃちゃん!!!!!」


”グイッ!!”


先週、親戚の家で見かけた花の話をしようと大きく腕を広げると、突然、真白の鋭い声と共にその腕を引かれ、そのまま彼の胸に抱きこまれた。


私の背後をバイクが猛スピードで走り抜けて行く。



「・・・はぁ。みぃちゃん危ないよ。」


「!!」


いつもの間延びした喋り方とは違う真剣な声色に私の心臓は”ドキリ”と音を立てた。
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