私の彼は子ウサギちゃん!?
******
帰り道。
私たちはまた植物トークに花を咲かせていた。
「みぃちゃんは~、おはなさんがすきだねぇ。」
「うん!好き!!」
べつに、知識が豊富だとか、家に花壇を造ってたくさん育ててるってわけじゃないけれど・・・
眺めたり、触ったり、匂いを嗅いでみたり・・・
太陽に向かって懸命に葉を伸ばす彼らを見ていると、いつも穏やかな気持ちになれて、不思議と元気もわいてくる。
そんな感覚が好きなのだ。
「それでね、こ~んな大きな花が・・・」
私はいつも繋いでいるはずの真白の手を離して、時折ジェスチャーを交えながら夢中になって話をしていた。
「綺麗なピンク色で・・・」
「っ!!みぃちゃん!!!!!」
”グイッ!!”
先週、親戚の家で見かけた花の話をしようと大きく腕を広げると、突然、真白の鋭い声と共にその腕を引かれ、そのまま彼の胸に抱きこまれた。
私の背後をバイクが猛スピードで走り抜けて行く。
「・・・はぁ。みぃちゃん危ないよ。」
「!!」
いつもの間延びした喋り方とは違う真剣な声色に私の心臓は”ドキリ”と音を立てた。
帰り道。
私たちはまた植物トークに花を咲かせていた。
「みぃちゃんは~、おはなさんがすきだねぇ。」
「うん!好き!!」
べつに、知識が豊富だとか、家に花壇を造ってたくさん育ててるってわけじゃないけれど・・・
眺めたり、触ったり、匂いを嗅いでみたり・・・
太陽に向かって懸命に葉を伸ばす彼らを見ていると、いつも穏やかな気持ちになれて、不思議と元気もわいてくる。
そんな感覚が好きなのだ。
「それでね、こ~んな大きな花が・・・」
私はいつも繋いでいるはずの真白の手を離して、時折ジェスチャーを交えながら夢中になって話をしていた。
「綺麗なピンク色で・・・」
「っ!!みぃちゃん!!!!!」
”グイッ!!”
先週、親戚の家で見かけた花の話をしようと大きく腕を広げると、突然、真白の鋭い声と共にその腕を引かれ、そのまま彼の胸に抱きこまれた。
私の背後をバイクが猛スピードで走り抜けて行く。
「・・・はぁ。みぃちゃん危ないよ。」
「!!」
いつもの間延びした喋り方とは違う真剣な声色に私の心臓は”ドキリ”と音を立てた。