私の彼は子ウサギちゃん!?
偶然の放課後
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次の日の放課後。
私は真白との今朝のやり取りを思い出していた。
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AM8:20
昨日から続く落ち着かなさを抱えながら、私は毎朝待ち合わせをしてるベンチに座って真白を待っていた。
朝の澄んだ空気を感じればいつもの自分に戻れるのでは?と考えて、いつもより30分も前に来てしまったのだ。
そのおかげか、到着して20分ほど経った今では完全にいつもの調子とはいかないものの、だいぶ落ち着きを取り戻したと思う。
--うん。大丈夫!!--
それから、更に10分が経過した頃。
「・・・うぅ、みぃちゃ~ん。」
真白が登場。
なぜか泣きそうな表情だ。
「どうしたの?」
真白の姿が見えた瞬間、家を早く出た甲斐もなく、またそわそわし始めてしまった私だったけれど、彼が近づくにつれて見えてきた表情に、”なにかあったのだろうか?”という思いのほうが強くなっていて気が付くとそう問いかけていた。
「・・みぃちゃん、ごめんなさい。・・・きょう、いっしょにかえれない・・・。」
--帰れない??・・・あ!そっか、神崎君!!--
どうやら、神崎君が昨日のお願いを実行してくれたみたいだ。
「・・・だ、大丈夫だよ。明日は一緒に帰ろうね。」
「やっぱり~、みぃちゃんはやさしいね~。だいすきぃ~。」
”ぎゅ~っ。”
「きゃっ!!」
--真白ごめんね。原因は私なの。--
真白に抱きつかれながら、私は少し罪悪感を感じていた。