Bloody×Lovers
【驚かせたみたいで、ごめんなさい】

「あ、いえ・・・」

【私は、4番目。4番目なの】

「4番目・・・?」

彼女が何を言っているのか、分からなかった。

【───あなたは、ヒト、なのね?】

「はい・・・」

【そう・・・やっぱり、人でも見える人がいたのね】

「どういう、意味?」

彼女の言葉は口から発せられるものなんだけど、でも───

何か違う。

口は動いているのに、何処か・・・あてはまらない。

当てはまらない、これが一番しっくりと来る表現だった。

まるで、声が直接脳に響く感じだった。

口は、飾り物のように思えてしまう。

【あなた・・・瞳がッ!!】

「え、私・・・?」

【そう・・・ハーフ、なの?】

───何故彼女は、気付いたんだろう。

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