毒舌彼氏と恋愛中
「芽衣!とりあえずここじゃあれだから俺ん家いくぞ!」
あたしの腕をグイグイ引っぱる真一くんに、あたしは黙ってついていった。
ーーーガチャッ
「おじゃまします・・・」
家のひとは留守みたいだった。
なにげ真一くんちに上がるのは初めてなので、あたしは今さらだけど緊張してきた。
真一くんの部屋の床のラグの上にぺたんと座るあたしのまえに真一くんが座り、うつむくあたしの顔をのぞきこんできた。