嵐な恋~アラコイ~

その14


しんだら楽になるの??

でも死にたくない

けど楽になりたい

あたしの心は
どっちなの?

「ねぇ一人?」
「うん」
「あたしについてきて!」
「ん?」

そのままあたしは
その人について行った

「あの、名前・・・」
「あ、あたしは渡辺未来!」
「あたしは小村紗雪」
「よろしくね」
「うん」

未来ちゃんか
輝いてるな・・・あたし
バカみたい・・・

「家出?」
「うん、まぁそんなとこ」
「そっか、あたしの家に来る?」
「いいの?」
「うん、一人暮らしだから」
「ありがと」


「ここあたしの部屋」
「かわいー」
「そう?」
「いいなぁ」
「紗雪も一人暮らしすれば?」
「うん、でも弟が許してくれないから」
「きびしーね」
「でもほんとの弟じゃないけど」
「そっか」

未来は詳しくとは聞いてこなかった
普通の人なら聞いてくるのに
かわってるな・・でもそこが
いいのか・・・

「ねぇその荷物、何泊分?」
「あ、これ?本格的に家出したから
結構つめた」
「ね、このままあたしの家に
いなよ」
「いいの?」
「あたしも結構寂しいんだよね」
「じゃぁいる!」
「ほんとに?」
「うん!」

未来はやさしーな
潤とは大違い・・・
あーーもっ
潤たちのことを
考えるのはやめよ!

「ねぇ、ご飯食べない?」
「食べる!」
「あー具材がない」
「食べにいこっか?」
「いこいこ」
「ついでにスーパーにも」
「うん!」

そしてあたし達は
御飯を食べに行った

「よし、食べたとこだし
スーパーいこっか?」
「うん」

ガラガラガラ

「何買う?」
「うーんと」

「あ~よくかったね」
「うん」
「よーしカエロ?」
「うん!」
「紗雪!!」
「潤!?」
「え?」
「なんでいるのよ!」
「お前が出ていくからだろ!」
「さいてー潤のせいだから!」
「はぁ!?!?」
「もう、付きまとわないで!」
「おい!?」
「バーカ潤の大馬鹿!!」
「俺、バカじゃねぇし」
「うっさい!未来いこ」
「う・・・ん?」



もう!潤のばーかバカバカバカ
さいてー

「ねぇ紗雪あれ誰?」
「あたしの弟だったけど
知らない人・・・」
「そっか」

「いこっ?」
「う…ん」

もう、こんな人生は嫌だ。
楽になりたい。
幸せになりたい。
どうしていつも
あたしだけ?


生まれてこなければ・・・
あのとき死んでいれば・・・


人生はどうなっていた
  のだろうか?

























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