嵐な恋~アラコイ~

その3


「あ、紗雪誤ってる」
「まぢ!?」
「またフっちゃったのか?」
「ね、いったでしょ」
「ほんとだな」

「はぁ~~~」
「お帰り~~紗雪」
「杏樹ぅーー」
「で、今回もだめ?」
「うん」
「顔はよかったのに」
「うん・・・」
「紗雪、なんで断ったんだ?」
「だってあたし・・・」
「あ??」
「いや、なんでもない!」
「教室いこ??」
「お・・う・・?」

「ぜってぇなんかあるよ」
「うん。紗雪そのことは全然教えないの」
「あーーきになる」
「智くんも?」
「俺もーーー」
「雅紀くんも?」
「おう!!」
「じゃぁみんなで調べよ」
「おーーーー」

午後の授業が終わり
杏樹たちと帰ろうと思ったが
用事があるといわれ一人で帰ることに
なった。
その、帰り道・・・
プルプルと着信音がなった
「非通知だ」
だれだろうと電話に出てみると
「すーーーはーーーすーー」
という男の息切れが聞こえてきた。
「何よこれ気持ち悪い!!」
といいながら電話を切り電源も
切った。その時いきなり男に
殴られ車で連れ去られたのだ。

「あ、みんな紗雪いたよ?」
その頃俺らは紗雪をつけていたのだ
「お・・・いた」
「なんか変じゃないか?」
「え・・・・・?」
「いや。電話してるだけだろ?」
「でもなんか・・・」
「あ・・・座った!」
「携帯の電源切ってる」
「なんでだろー」
といいつつも紗雪のことを
つけていたその時…!?
「あ…紗雪が!!!」
「どした智?あ・・・」
その時俺は動けなかった。
いつも(潤ーー)
と呼んでくれてた声にも
きずかずに・・・・・・・
「どうしよ」
「紗雪が・・・」
「探しにいこ!!」
「・・・お・・う」
なんで俺はすぐにいかなかった
なんで!?
助けてという声が
聞こえたのに助けなかった
俺が・・・・・
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