足並み揃って



...もう、すべて忘れよう



そこから
4日間芸人の仕事がない事を
いいことに
俺は酒に溺れてしまった。






ーー*ーーー*ーーー*ーー






(ー4日後ー)





ーー*ーーー*ーーー*ーー



今日は劇場の仕事とネタみせが入っていた。


劇場にゆき楽屋に入ると
何人か後輩が挨拶をしてきた


「あっ。おはようございます村田サン」

「おはざいまーす」

「うわぁっ!?村田サン酒臭ッ!
また仕事ないこといいことに酒飲んだくれたでしょ」


『あははは~そうだぞ~』


「もう、まじやめてくれよ~」


『お前なぁ!いいか!!
そんなやつにはくらえ~
村田こうしゅうだぁ~~』

といって息を顔に吹きかける


「うっっわ!まじくせぇえ!
あんた正気じゃねえよ!おっうえ」


『ガハハハハ~』


あ~楽し(笑)
一通り後輩とじゃれおわり


自販機で飲み物を買っていると
「よぉ、村田」と誰かに呼ばれた。
振り向くと同期の鬼頭だった。

『おぉ、鬼頭じゃんか』


鬼「...酒臭いよ。」


『うるせぇ(笑)
4日間まぁ飲んだくれたからな(笑)』


鬼「今日は仕事なに?」

『ここで一本とネタみせが一本ある。
今日はデンセンブロック
忙しいーかなぁー(笑)』


普段あまり鬼頭とはよくしゃべらない。
話してもゲームのことくらいなのに
仕事を聞いてくるなんて珍しい


鬼「そうなんだぁ...
忙しいならあとで笹木もいる時にいうわ
面倒だしまとめて話すわ」



『おぅ...了解』



鬼「じゃあ」



『んー(じゃあ)』




なんだよ
もったいぶりやがって。

まぁ...関係ないけどな






俺は買ったものを
一気に飲み上げ舞台袖に向かった


< 9 / 33 >

この作品をシェア

pagetop