私のいとこはネットアイドル
土曜日。
今日は学校が休みだからイクトと亜紅襾を家に呼んで昨日のことを相談しようと思う。
ピーンポーンッ
あっ来た!
「千~李~奈~!来たよぉ」
「お邪魔します」
「二人ともいらっしゃーい!入って入ってー」
二人を自分の部屋に連れていくと、さっそく昨日の話を持ち出された。
「そ、それがさあ~」
私は昨日あったことを二人に話した。
瀬那に自分の弱みを握られて、お互い交渉で誰にも秘密にすると決めたこと、でも私は交渉する前イクトと亜紅襾には話をしてしまって二人に相談していたこと、それを瀬那に正直に話したら、それをゆるすかわりに交換条件を持ち出され、その交換条件とは瀬那の代わりに雑誌の取材の写真撮影に行くことを。
「写真撮影!?すごーい千李奈行くのぉ?」
亜紅襾は興しんしんといった様子で聞いてくる。
「ま、まだ返事してないの。今日二人に相談して決めようと思ってたから」
「てゆーか、千李奈も馬鹿だね」
「え?」
イクトに言われた言葉に少し驚く。
「だいたい、千李奈が瀬那くんにウチらに話しちゃったこと言わなければそんな交換条件出されなくてすんだのに」
「・・・だって嘘はつけなくて・・・ははは」
自分は嘘つくのは苦手なのだ。
「ねぇねぇ、千李奈はさぁその撮影はどうしたいの?」
「私がsenaの格好したら絶対バレるよー!」
「でもさ、瀬那クンのその条件受け入れないと、千李奈またなんか条件出されるよ?きっと。はたまた、千李奈の秘密をばらされちゃうか、ね」
「う゛っ・・・」
さすがイクト。どちらも本当になりそうで怖い。
やっぱり二人に相談して正解だったな。それにこの二人には雪夜さんのことは教えてあったしね。
「てゆぅか、千李奈は否定してるけど、瀬那クンと千李奈って結構顔似てるよぉ?千李奈の髪の毛短くして男の子の制服着たら瀬那クンだモン!」
亜紅襾は楽しそうに言ってくる。
「うぅ、それはそれで悲しいような・・・ははは」
「で、千李奈。どうすんの?」
「う~ん・・・」
私はどうすればいいんだろう?
悩みに悩んでいると、亜紅襾が提案を出してきた。
「じゃぁさぁ!千李奈がsenaの格好してみて、バレなさそうだったら受ければいいんじゃ~ん!」
「おっ亜紅襾ナイスアイデア。じゃあ、そうと決まれば・・・」
そういうと二人は私に詰め寄ってきた。
「え、ちょ、え?・・・わあぁぁぁ」
~つづく~
今日は学校が休みだからイクトと亜紅襾を家に呼んで昨日のことを相談しようと思う。
ピーンポーンッ
あっ来た!
「千~李~奈~!来たよぉ」
「お邪魔します」
「二人ともいらっしゃーい!入って入ってー」
二人を自分の部屋に連れていくと、さっそく昨日の話を持ち出された。
「そ、それがさあ~」
私は昨日あったことを二人に話した。
瀬那に自分の弱みを握られて、お互い交渉で誰にも秘密にすると決めたこと、でも私は交渉する前イクトと亜紅襾には話をしてしまって二人に相談していたこと、それを瀬那に正直に話したら、それをゆるすかわりに交換条件を持ち出され、その交換条件とは瀬那の代わりに雑誌の取材の写真撮影に行くことを。
「写真撮影!?すごーい千李奈行くのぉ?」
亜紅襾は興しんしんといった様子で聞いてくる。
「ま、まだ返事してないの。今日二人に相談して決めようと思ってたから」
「てゆーか、千李奈も馬鹿だね」
「え?」
イクトに言われた言葉に少し驚く。
「だいたい、千李奈が瀬那くんにウチらに話しちゃったこと言わなければそんな交換条件出されなくてすんだのに」
「・・・だって嘘はつけなくて・・・ははは」
自分は嘘つくのは苦手なのだ。
「ねぇねぇ、千李奈はさぁその撮影はどうしたいの?」
「私がsenaの格好したら絶対バレるよー!」
「でもさ、瀬那クンのその条件受け入れないと、千李奈またなんか条件出されるよ?きっと。はたまた、千李奈の秘密をばらされちゃうか、ね」
「う゛っ・・・」
さすがイクト。どちらも本当になりそうで怖い。
やっぱり二人に相談して正解だったな。それにこの二人には雪夜さんのことは教えてあったしね。
「てゆぅか、千李奈は否定してるけど、瀬那クンと千李奈って結構顔似てるよぉ?千李奈の髪の毛短くして男の子の制服着たら瀬那クンだモン!」
亜紅襾は楽しそうに言ってくる。
「うぅ、それはそれで悲しいような・・・ははは」
「で、千李奈。どうすんの?」
「う~ん・・・」
私はどうすればいいんだろう?
悩みに悩んでいると、亜紅襾が提案を出してきた。
「じゃぁさぁ!千李奈がsenaの格好してみて、バレなさそうだったら受ければいいんじゃ~ん!」
「おっ亜紅襾ナイスアイデア。じゃあ、そうと決まれば・・・」
そういうと二人は私に詰め寄ってきた。
「え、ちょ、え?・・・わあぁぁぁ」
~つづく~