私のいとこはネットアイドル
「おーい!千李奈ーおーきろー!」
「うーん・・・ママ、まだ眠いってー」
「___俺はママじゃねぇ!起きろ!準備すっぞ!」
そういい、瀬那は千李奈の布団をはぎとる。
「!?さっぶ!・・・・!?瀬那!?なんでココにいんの?」
「今日撮影だろ!とにかく、撮影が10時からってなってるから今から準備すっぞ!」
そういい、私は起こされ、まだ朝の6時だというのに瀬那の家へ連れていかれた。
「おじゃましま~す」
(みんな寝てるだろうけど、一応礼儀だしね)
私はそういうと、玄関に入った。
「あれ?瀬那こんな朝早くにどこ行ってたの?」
「ん、千李奈迎えに行ってた」
そういうと、瀬那は後ろにいた私を前に連れてくる。
「せ、雪夜クン、久しぶり!」
「千李奈じゃないか!久しぶり!2週間ぶりってとこかな?」
そういい、雪夜クンは私にニコッと笑いかけてくる。
(キャーーーー!!雪夜クンの久しぶりの王子スマイル!)
私は雪夜クンにちょっと赤面しながら、瀬那に引っ張られて瀬那の部屋へ向かう。
「あ、千李奈!瀬那がいろいろ迷惑かけてると思うけど仲よくしてやってね!」
「は、はい!」
「余計なお世話だよー!千李奈、行くぞ!」
そういうと、雪夜クンはまたニコッと笑いながら、瀬那の部屋へ向かう私を見送ってくれた。
瀬那は雪夜クンに子供扱いされてちょっとムッとしていた。
~つづく~