私のいとこはネットアイドル
「こんにちはーっ」
私はいつものように瀬那の家の玄関で大きな声であいさつした。
「あら~いらっしゃあい千李奈ちゃん!最近来てくれなかったからさみしかったのよぉ?瀬那とケンカでもしたんじゃないかしらって」
「ははは!そんなこと」
私はそういって受け流した。
「瀬那もさっき千李奈チャンのおうち行ったらしいんだけどね~」
「!?っ瀬那が!?」
ヤバい。もしかしてみつけられちゃった?・・・・
「えぇ、珍しいこともあるもんね~。いつもは千李奈チャン呼び出して家に来てもらってるのに~!まぁ、女の子を呼び出してるウチのバカ息子もちょっとは自分が動くことをおぼえたのかしらねぇ~」
「ははは。そうですねぇ~」
ヤバい・・・もしかして・・・
「と、とりあえず瀬那と話したいんでお邪魔してもいいですか?」
一刻も早く瀬那のところへ行かなきゃ!
「えぇどうぞ~」
「ありがとうございます!お邪魔します!!」
そういうと、私は大急ぎで瀬那の部屋に向かった。
~つづく~