私のいとこはネットアイドル

★写真撮影★

「あ、アンタなに言ってんの!?だいたい、写真撮影ってなんの?!」

瀬那のいきなりのお願いに私はびっくりした。

「それが、俺に、ネットアイドルの方のsenaに雑誌の撮影の依頼が来たんだよ」

「嫌なら断ればいいじゃない!」

「そ、それがさー、ワンピース着て撮影らしくてさあ・・・そんなこと知らずにOKしちゃってさあ・・・」

「それなら着ればいいじゃん。ワンピース。今までもスカートとかはいてたんでしょ?」

「そうだけど、でもワンピースとか肌出るヤツは体系で男ってバレんだろ!?・・・だからっお願いします!」

そういうとまた瀬那は手を合わせてお願いしてきた。

「・・・ちょっとだけ考えさせて。イクトと亜紅襾に相談するから」

「・・・・わかった。」

「あ、そうだ」

私は一つ瀬那に聞きたいことがあったのだ。

「ん?」

「瀬那ってさー、友達にネットアイドルのこと教えた子いないの?」

他に教えてる子がいるなら知っておきたいしね。

「あー、いるよ。白蓮と目蓮」

「あー、瀬那仲いいもんねぇ」

「とゆうか、バレた。お前みたいに突然来られて見られた」

どうやら白蓮と目蓮にもバレたらしい。

白蓮、目蓮とは、瀬那のイチバンの仲良しの男の子の双子であり、私の通っている学校のアイドル的存在の子たちである。
かっこいい系といえばかっこいい系であるが、どちらかというとショタっぽいカンジである。
中学三年生にして、身長150.5㎝のちっちゃい王子様でおじいさんがイギリス人のクォーターである。
かわいさとカッコよさを兼ね備えているトカで、ウチのクラスの子たちも騒いでいる。

「へぇ、そうなんだ。とにかく私、今日は帰るわ。またね」


そう言い残し、私は家に帰った。

(明日、休みだしイクトたちに声かけてみよ)



      ~つづく~


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