好きです、極道くん!
的外れな告白


鈴原 あかり17歳!!



ただいま人生初のラブレターを出してしまいました・・っ!!




「ぅう・・・キンチョーするよ・・・」


「もー、あんたってばほんと心配性よね!
大丈夫よ、市原センパイはその辺にラブレター捨てるような人じゃないもの」


「それは・・そうだと思うけど」




2年の市原 蓮センパイ。
運動もできてカッコよくってまさに学校のアイドル的存在!



「あんたって本当にメンクイよね」



「ちがうもん!先輩はそれだけじゃなくて・・・
人気なのに飾ってないところが素敵なの!」



「そうねぇ。密かに人気あるのもそのせいだし・・」




「・・・って、あ!大変!もうこんな時間だよ、
休憩終わっちゃう!早く行こう、美咲!」





廊下を走る。
昇降口のげた箱を小さく振り返った。




「・・・」





先輩、どうか・・・
どうか私の想い、届きますように・・!!










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