好きです、極道くん!
「ふぁあ~・・もう前途多難すぎ・・・」




「ねーね、あかり」



「ふぇ?」



「ふぇ?じゃなくて。噂のカレが呼んでるよ?」




「え・・?」



えええええ!?!?




ガバッと振り返ったらもちろん
そこには極道くん。


ドアにもたれかかってかばんを引っ提げている。




『・・・』




うっわぁ~・・不機嫌そぉ・・。
近づきたくないんですけど・・・


ていうかなんで怒ってるの!
超ガンとばしてるしっ。





気が進まずにそろそろと足を伸ばしてく。




「がんばれ、あかり。応援してるよ!」



美咲の顔が超うそっぽい。


顔が笑ってるよ美咲・・・。






『おい』



「へっ!?」


な、なんでしょうか!?


思わず心の中で返事をする。
極道くんは一瞬じーっとこっちを見るとすぐ
視線をそらして、どんどん先に行ってしまう。




「え!?ちょ、ちょっと待ってよ~!」



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