光
「だから、結婚したいの」
「ん〜どうするよ、春」
「あたしは家族が増えるし、いいと思うよ」
雑談から一変。
30分してやっと、まともな話ができ始めた。
春陽さんは元々OKする気だったのか、賛成している。
だが問題は兄貴だ。
酒のせいで判断力が……死んでる。
俺はちょっとキレてみた。
「兄貴!春陽さんに決めさせないで、自分で決めろよ!」
これでどうだ!と思った矢先。
兄貴は真面目な顔をした。
俺を見て話す。
「お前が紫苑紫苑って騒がなきゃいい話しだ。何時までも、ガキみてぇに喚いてなきゃな、俺はOKぐらい出すわ!」