「ゴメンな、遅くまで」

「いえ、楽しかったです♪」


あれから2時間くらい、兄貴の昔話とのろけ話を聞かされた。
只今、24時過ぎ。
さすがに遅いし、女の子だし、彼女ん家まで送ることにした。
車がいいかと聞いたら、歩いて帰ると言ったから、一緒に歩いて行った。
少し寒い秋風が体に効く…。
さびぃや。


「寒いか?」

「平気ですよ。暑がりなんで」

「そっか。俺は寒がりだからなぁ」


そーいやー、紫苑も暑がりだったな。
夏んときはヤバかった。
1日中クーラーに当たりながら、アイスを食べる。
そうしなきゃ、私死んじゃうよ。
何時も注意すると言い訳で言ってた。
お前は雪だるまかって、よく突っこんでたなぁ。


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