「悠宙、なんか昔のあの子と同じ雰囲気するね」

「あ?ああ、そうかもな。ちょっと人見知りなんだよ」


いや、ちょっとぐらいの人見知りじゃないな。
相当だと思うよ〜僕は。
だって、明らか近付くなオーラ出してるし。
明らか嫌がってるし。
紫苑に似てるわ。
遺伝子ないだろうけどさ。


「パパー」

「ん、どした明莉」

「ゆーくんがたたいてくるー」


ふと、雅さんの子供が言うと、雅さんは僕を睨む。
まさに、俺の可愛い愛娘になにしやがると言わんばかり。
目がそれを語っている。


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