「お、優翔じゃん!」

「ちゅうしゃやだー」

「我慢しな?そしたら、ご褒美あげるから」

「いっちゃんがいうなら!」


今日も俺は人を救いたいが為に、仕事をする。
何も出来なかった無力な自分を捨てて。
今は、助けられる命があるなら、助けれるように。
あのときの無念を抱いて、今日もここにいる。


「おし!終わったよ、よく頑張ったね」

「う、いだい…」

「ほら、ご褒美の飴ちゃんだぞー?」



< 180 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop