「授業サボったの始めてです〜ぅ」

「風が気持ち〜ぃ」



私達は、屋上で授業をサボっていた。
元々、私と律、錫也とサボる予定だったけど、私達に懐いた伊織が一緒にサボることに。



「あのさ、三人に言いたいことあるんだけどさ」

「どうしたの?」

「私、過去にちゃんと向き合ってみるよ。抱え込まないかんじで、ちゃんと前向きに考える」

「いいじゃん、お前らしくて」

「紫苑先輩、頑張ってください!」



私が決めたこと。
だから、絶対に折れない。
折角、律に助けられた命だから、ちゃんと生きてくんだ。
詰まったら、雅や律達に相談する。
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