【短編】年下彼氏
「俺は、世菜が好き」
亮佑は、今までに
見たこともないくらい真剣な顔をしていた。
「俺は、世菜を女として見てるよ」
「ちょ…」
頭がついていかない…
亮佑が、あたしを…好き?
あたしの心臓は
これでもかってくらい
バクバクしている。
「だけど世菜は、俺を男として見てないだろ?
ただの幼なじみとして見てる」
亮佑の顔がどんどん近づいてくる……
「いい加減、男として見ろよ」
そう言ったあとに
亮佑の唇があたしの唇に
そっと触れた。