【短編】年下彼氏
3
「はぁ…」
あたしは、学校についてから後悔した。
さすがに、助けてもらって
あれはないでしょ…
「また、亮佑くん?」
亜優は、何とも勘がよろしいことで…
そして、あたしはまた
朝のことを亜優に話した。
「それは、ないよ~。
あたし、優真と手繋ごうと思ったとき
手払われたことあったの。すごい傷ついた。
好きな人に、拒絶されるのって
一番キツいことなんだよね」
亜優は、平野と上手くいってないんだっけ?
平野も何考えてんだか。
「世菜はさあ、亮佑くんが傍にいることが
当たり前だと思ってるんじゃない?
だから、気付かないだけなのかもね」
亮佑が隣にいるのが当たり前…
そう言えば、そうなのかも…
「世菜、後悔しないのが一番だよ?」