暗闇のアリス first story[完結]
「チッ」
奴は私が切りつけるより速く後ろに飛ぶ
「ふっ、やるな。流石No.1
完璧に避けたと思ったのにな」
加々見の胸には致命傷には至らないが一筋の赤がはいっている
「なあ、お前も刀使うんだろ?
なぜ使わない 」
「……」
「刀なら俺に致命傷を与えられたはずだ
まさか、お前わざと……」
「勘違いしないでくれるかしら。
私は殺し屋のNo.1よ。情なんてないわ」
「なら、なんで。」
「今日は、そういう気分じゃないの」
「……」
「じゃあな、先生。折角のハワイなんだ
楽しもうぜ」
私は加々見 凪を置いてホテルまで帰った