暗闇のアリス first story[完結]
「あ!!お前!うるさいなぁっとかおもってんだろ?!」
チッ顔に出てか
気をつけなければ……
何が食べたいと言われても、私はいつも朝はコーヒーだ
私的にはもう朝ごはんは終わったのだ
「ってかさーずっと気になってたことがあるんだけどさー」
さくが思い出したかのように話し出す
「紫雨、なんで藍と手繋いでんの?!」
「あ?」
そうなのだ
ホテルからずっと私達は手を繋ぎあっている
というよりも、私の手には幾分も力は入っておらず
紫雨にがっちりとホールドされている感じなのだ
「えー!紫雨さんずーるーいー」
またも健吾が騒ぐ
しかし、今度ばかりは健吾だけでは済まなかった
「そーだせ!紫雨!お前ばっかり藍を独り占めして!」
葉瑞、独り占めってなして?
「藍は〜ぼくのだよ〜!」
うん、たま。私はあなたのではないわ
「そうだよ!紫雨ばっかり!」
さくまで、、、
「俺も手繋ぎたいっす!」
「俺も俺も!!」
「恐縮ながら俺も」
大和、春、雪信もか...
雪信、恐縮って言葉をしってたのね
少し関心したわ