暗闇のアリス first story[完結]
雪信がみんなの分を頼み終えると
「なあ、健吾どーしたんだー?」
「いつもはガツガツスゲーくうじゃん」
「ああ、まぢでコイツゴリラ並だとおもってたのに」
春、雪信、大和が順に健吾にといたてる
「いや、ちょっと今日はな、」
いつもの健吾じゃない
そんなの理由は私が一番わかってる
誰かから見られている感覚がここについてからずっと絡み付いて私たちを離さない
このせいで健吾は健吾であり続けることができていない
「まあ、いーじゃん?そんなこともあるよ!」
「そ〜だよ〜、紫雨なんか~いつも~コーヒーだよ~」
「だな!」
「チッ、」
その言葉で空気が和やかになった
「どうぞ~」
そこでようやく頼んだものが来た