暗闇のアリス first story[完結]
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目的もないままひたすら館内を2人で歩く
やはり、視線は私たちに向けられていて一向に離れない
「はー、なにものだ?」
「わからねぇ、ただ普通じゃねぇ」
「殺意、は感じられない」
「nightmareに連絡してみるか?」
「いや、心配かけられない」
守り屋なら多少の殺意はあるはずなのに、その殺意を感じることが出来ない
(なにを考えているの)
どこに行こうが、これほどの人ごみの中を離れずにずっとついてくる
「二手にわかれてみるか?」
「もし、やつがそれを狙っていたら?」
「大丈夫だろ?なんてったってAlice様なんだからな」
コイツ、、
冗談でも殺してやろうかな
「おいおい、冗談だろ?おこんなって」
あー、視線がうざったい