暗闇のアリス first story[完結]
「……。わかってるよ。」
嘘猫は目をしたに向けた
何を思ってかはわからない
ただ、哀しさと表現するには足りないような気がした
「嘘猫」
「…ん?」
「先に帰ってろ」
「は?なんでだよ」
「どうやら俺の客らしいからな」
「……、無理はするなよ」
「ハッ俺を誰だと思ってんだ」
「ハハッ天下のAlice様でしたね」
「紫雨達を頼む」
「……わかった」
そう言い残すと踵を返しデパートの方へ走っていった