暗闇のアリス first story[完結]
「簡潔に言うと、私は君が殺し屋でいるととても困るんだ」
「なぜ?」
「それはだね、Aliceくん。」
この後の言葉はなんとなく想像がついた
「私が守り屋であるからだよ」
「そう、、守り屋が私になにを指図する気?」
「うちのANGEL Rabbit……加々見 凪と言った方がわかりやすいか。奴の軽率な行動で計画が狂ってしまったのでな」
「彼に何をさせるつもりだったのかしら、まさか本当に私の暗殺を目論んでいたの?」
「はは、あいつにはそんな器はないよ」
「酷い人ね、」
「事実だからな。まあ、駒ぐらいには使ってやるつもりだったのだがな」
「ハハッあなた、最低な人間ね。本当に守り屋なのかしら」
「そんなの、殺し屋である……人間ですらないお前に言われたくはないな」
「あなたも変わらないんじゃなくて?」