暗闇のアリス first story[完結]
「………あぁ、」
返事はした
けど、私はdragonに対する情がない
だから思うこともない
…まぁ葉瑞の言う通り、よろしく的なことを言えばいいか、
そう、考えている私を珠樹がジィーッと見ていた事は気づかなかった…
見つめるその瞳には、うっすらと悲しみが浮かんでいた……
――――――――――
だんだんと、下も煩くなってきた
「そろそろだ。」
「藍がどんなこと言うのか楽しみだぜ♪」
「そうだね♪葉瑞!!」
わくわくしているサクと葉瑞がにこにこしながら私をみる
「……期待すんな、」
言う事はないんだから
「……行くぞ」
紫雨の合図でみんなで幹部室からでた…