激甘Milk*Tea





────……


放課後なり、いつものようにみんなとロッカーに向かう。


そこで

「ごめんっ忘れ物したから先帰ってて」

そう言い教室じゃなくて、職員の駐車場に向かった。




6月だけど、夕方になると少し肌寒い。

カーディガンの裾を引っ張りゆうちゃんを待つ。




「……あれ、ひぃ?」


この声は、

「…迅にぃっ!」


「ひぃ、相変わらず可愛いっ」

……よしよししてる場合じゃなーいっ!


「私、ゆうちゃんの実習先もここって聞いてない!」


「ん?だって聞かれてないし」


むー、意地悪っ!


迅にぃは、けらけら笑いまた私の頭を撫でる。






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