激甘Milk*Tea
今のこいつをまともに相手していたら自分が疲れるだけだ、
と判断した俺はさっさと続きを聞き出す。
1回、深い溜め息を吐き
「…で、理由は?」
俺が真面目に聞くと、迅も普通に戻り
「…あぁ、それがな。裕之さ、保育学科のクォーターの美人さん、わかる?」
保育学科の美人…クォーター?
…あ、わかった!
「…あぁ、あの栗色の髪にライトブラウンの目の子だよな?」
たしかに美人な子だった。
性格もいいって聞いてるし、まぁ俺は女に興味ねぇからな。
「その美紀ちゃんが、なんと今日の合コンに参加します!」
目をキラキラさせ、鼻息を荒くさせる迅。
…おいおい、せっかくのイケメンが台無しだぞ。