激甘Milk*Tea
「その“美紀ちゃん”がいるから俺も来い、って?」
迅が狙ってるから、女に興味ない俺を連れていこうってことか?
だとしたら、俺いかねぇし。
「違う違う。今日は4人なんだけど、美紀ちゃんを含めた3人はうちの大学で2人が保育で1人が教育らしいんだけどー」
…ん、あと1人だれだ?
「違う大学の子らしいんだけど、これがなっ!」
また目をキラキラさせ、鼻息を荒くする迅。
だから、顔が…
「…美紀ちゃんの従妹、なんだって!」
従妹だからクォーターだし、気になんねぇか?
と、興奮ぎみの迅。
…うん、たしかに気になる。
あの美人の従妹だし、クォーターだし。
「…まぁ今回だけならいってやろーか?」
───ここで俺は興味を持つべきじゃなかった。