激甘Milk*Tea
「あ…」
でもやっぱり、隆哉は友達で
私が好きなのはゆうちゃんだもん
「…ごめんなさい」
隆哉には悪いけど、変に期待させるようなことしたくない
そんなのは、隆哉を傷つけるだけだから…
「まぁわかってたけどな…」
ふっ、と笑った隆哉は少しすっきりした表情だった。
「けど俺、諦めねぇから!」
にっこり笑う隆哉はいつもと同じ、
私の好きな悪戯っ子の笑顔だった。
「隆哉…」
名前を呼ぶしか出来ない私。
普段なら抱き締めたりするんだけど、
極力そういうのは避けたい。
けど普通に仲良くしたい、
と思ってしまう私は我が儘なのかな
そんな私の心を読むかのように
「これからも仲良くしような?」
微笑みかける隆哉はどこまでも優しくて、
辛いのは隆哉なのに何故か私が泣きそうだった