激甘Milk*Tea
厭らしい音だけが、静かなリビングに響く。
その音が聞こえる度に体は熱くなり、
意識も遠退いていきどんどんキスに溺れていく。
私じゃないような恥ずかしい声が漏れ
余計に身体を熱くさせる。
「…はっ」
唇が離れたときには、肩で息をするぐらいになっていた。
そんな私にゆうちゃんは少し顔を赤くしながら申し訳なさそうに、
「……ごめんな」
って謝ってきた。
「なんで謝るの…?」
なに?やっぱり私呆れられた?
私ばっかりが好きで余裕ないのかな。
「や、あのな…俺、秘美のこと大好きだ」
予想していなかった言葉に顔に熱が集まる。