激甘Milk*Tea





そのまま私を見ないなおくんに違和感をかんじて、

「……なおくん?」


左手を伸ばし、なおくんの右手を触ろうとしたとき
なおくんが私の左手首を掴んだ、かと思うと
すばやく左手で私の右手も掴み、
私の両手をひとまとめにし家の塀に押し付けた。




いきなりすぎて、頭が追い付かない。


「…………え、なおくん?」


とりあえず今のこの状況を疑問に思い、なおくんを見ると
そこには私の知らない、冷たい目をしたなおくんがいた。







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