男嫌い×女嫌い=❤
そして、俺は野太い野次と甲高い悲鳴を背に歩きだした。

女の顔はとても整っていた。

ピンクの頬に赤い唇、スッと鼻筋の通っている鼻。

そして、長いまつ毛には涙が乗っていた。

なんだか目が離せなくなった。

すると女が目を覚ました。

俺の顔を見た。

「・・・」

まだ、状況がつかめていないみたいだ。

数秒後女は怯えた顔をした。
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